この度、がん防災マニュアル、中小企業版(経営者向け)を作成いたしました。(AIG損保さまによるプレスリリースはこちら)
2021年4月に発行いたしました「現役世代向けがん防災®マニュアル」は、一般の方に向けて、がんに備えること、そしていざなったときにも支えになる知識を中心に作成いたしました。がん専門医、がん経験者、家族、また、初めてがんに触れる方などの意見を交え、これだけは備えていただきたいという内容になっております。おかげさまで、多くの方にご賛同いただき、これまでで35万部以上発行しております。
がんの早期発見や医療の進歩により、がんの治療をしながら、またはがんや治療による副作用を抱えながら仕事をする現役世代も増えてきています。一方、職場に病名を伝えることを躊躇したり、職場でのスムーズな両立に苦労し、退職をしたり、十分持てる力を発揮できなかったりする事例もまだまだ多く発生しております。各々がスキルを活かして活躍を続けるためには、治療と仕事を両立するための制度はもちろん、職場の理解、経営者の多様な働き方を応援する姿勢が不可欠です。
人手不足が深刻化する現在、企業が、あらかじめ必要な知識をもち適切な備えをしておくことが、貴重な人材を失わない、ひいては経営の安定化に寄与する時代になってきました。
中小企業版(経営者向け)がん防災マニュアルは、企業の皆さまが社員、そのご家族、ひいては安定経営を守るために役立つ情報を載せた冊子として、がん専門医、経験者に加え、産業医、社会保険労務士、キャリアコンサルタントなどの専門家の知見を合わせて作成しました。また、AIG損保さまにも企画開発に携わっていただきました。
本冊子にお申込みにつきましては、AIG損保さまにお問い合わせいただきますようお願いいたします。
なお当団体でも以下のサイトからお申込みいただけます。
がんと働く応援団は、引き続き、「がんに負けない組織・人をつくる」という理念のもと、がんになってもその人らしく働いたり生活したりすることが当たり前の社会になることを目指して活動いたします。
また当団体では、病気という転機を経験した方の未来を応援する無料のオンライン個別サービスを提供しています。守秘義務を持つ専門相談員が対応しております。初めてでわからない病気による休職や復職、そして日常生活で悩んでいる事などありましたらお気軽にご活用ください。
中小企業版(経営者向け)がん防災マニュアル
監 修:
押川勝太郎(宮崎善仁会病院 腫瘍内科医)
武藤 剛(日本産業衛生学会専門医 北里大学病院総合診療科 就労支援専門外来医師)
一ノ瀬史子 (社会保険労務士)
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